▼音の共鳴から得た知恵
— 自然とAIと人が共に生きる、新たな地域モデルの提案 —
「音の共鳴から得た知恵」とは、私が長年、音と真摯に向き合い、防災を軸とした地域コミュニティづくり（NPO法人SONAE-NET）、教育の現場、そして自然との対話（音日記）を通して深めてきた“耳観（じかん）”の哲学です。 音はただ鳴るものではなく、人と人、人と自然の「つながり」を映し出す鏡です。丁寧にその響きを聴き取ることで、人の生き方や社会の在り方にヒントが見えてきます。 今、AIの台頭により都市の組織や仕事の形は大きく変わりつつあります。効率やスピードを最優先する社会はAIによって代替され、人間には「感性」「共感」「対話」「創造」といった本質的な価値が求められる時代が訪れています。一方、地方にはまだ土地の記憶や自然との共生、人と人とのつながりといった“人間らしい営み”が残っており、それを未来に生かすチャンスが広がっています。 私たちは、AIと人の感性を掛け合わせ、「小さくても豊かな社会」「手間を楽しむ生活」「役割を分かち合う共同体」を実現するためのモデルを提案します。特に、若者が「この町で生きたい」と思えるためには、 ①未来を描ける出会いや学び ②都会で培われたスキルを地方でも活かせる環境 ③自然に囲まれ、時間の豊かさを実感できる暮らし この3つが不可欠です。
1. AIと共に育む業務改革、地域コミュニティづくり、そして多言語コンテンツによる地域の魅力発信
• 高齢者や障がいのある方、子育て中、介護、福祉の方々も、AIの力を活用して働ける新たな“しごとの場”を創出。
2.内発的経済成長の促進
• 地域の魅力や課題を、AIと共に発信するメディアの構築は、地域主体の価値創造を促すものであり、内発的経済成長を目指す各種助成制度や支援プログラムの対象としても期待される取り組みである。
3.新たな価値の創出 自然とAIとの共生
• 今年からはじめた、自然との共生をテーマとしたプロジェクト「いのちを未来へと繋ぐ架け橋」は、子どもたちにとって命や環境を学ぶ貴重な教材となり得ます。この取り組みは、地域に根ざした教育と経済の循環を生み出し、持続可能な価値の創出へとつながります。
4.五感 聴覚を最大限に活かす
• 映像やデザインで視覚に訴える方法はあふれているが、音を使って“感じさせる”表現はまだ限られている。聴覚を通じた共感や記憶に残る体験こそ、これからの価値を生む鍵となる。
▼自然と人の共生
— いのちを未来へと繋ぐ架け橋 第一回シンポジウム —
7月30日（津波警報発令により中止）／7月31日（実施）
今年で5年目となる令和７年度は、池田高校探求授業の中で、高校生がAIを駆使してラジオ番組をつくる。能力の足りない部分をAIを駆使して、台本作成、ナレーション、翻訳、外国語での放送などAIとの共生を見据えた地域の未来を描く。
2025.9.29 DM2000コントローラーで入力
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2025.8.20 場面緘黙の方がゲストとして参加
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2025.6.16 授業初日
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池田高校 探求授業ラジオ番組実施計画
■ 背景
新しくできた三好市地域みらい創発センター「ミライケ」。この施設を使い、池田高校の探求授業において「デジタル技術を活用できる人材づくり」を目的とした実践的な学びの場として活用すること。地域の未来を担う高校生がテクノロジーを通じて課題解決や三好市、池田高校のアピールへと挑戦する場が求められている。
■ 今年のチャレンジ：ラジオ番組の制作と配信 今年度は、池田高校の生徒が地域発のラジオ番組をAIを使い、自ら企画・制作・配信することに挑戦します。 デジタル技術とメディア表現を通じて、地域の魅力や課題、未来への提言を多くの人に届けることを目標としています。
■ 番組テーマ 「AIと共生する三好市の未来」ー高校生が創る地域と未来
この授業は、地域の課題を自ら発見・分析し、テクノロジーと創造力をもって解決に挑戦する高校生主体のプロジェクト型学習です。
今回は、地域の魅力と課題をより広く伝える方法として、AIとデジタル技術を活用した「ラジオ番組の制作・配信」に挑戦します。これは三好市と池田高校を外部に発信する新たなモデルであり、次世代の地域リーダーを育てる貴重な機会でもあります。
■ 今年のチャレンジ：ラジオ番組の企画・制作・配信 このプロジェクトは、次の力を育むことを目的としています。
• 情報収集・分析・構成力
• デジタル技術（AI・編集ソフトなど）の活用力
• 発信力・表現力
• 地域との協働力・課題解決力
■ 番組テーマ 「AIと共生する三好市の未来」 AIが支える未来の三好市
• AIと共生する概念からAIを使いこなし、三好市で暮らし、働ける未来
• AIを使い、障がい者、高齢者、子育て、介護などハンディに関係なく活躍（仕事）ができる未来
• 翻訳AIや支援ツールで外国人も安心して旅行、生活できるまち
| ■ 実施概要 ブロードキャスト 1. 台本生成（ChatGPT） 2. 音声合成（日本語向きCOEIROINK, VOICEVOX） 3. キャラクター性の付加（声のパーソナライズ） 4. 歌詞と音楽の統合（SunoやUdio） |
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今後ますます高度な「ブロードキャスト自動生成AIサービス」が登場していくことは確実
■ すでに存在する／進化中の要素：
1. 台本生成（Script Writing AI） ChatGPTのような言語モデルが、高度な構成・セリフ・ナレーションを自動生成可能。
2. 音声合成（日本語向き:COEIROINK, VOICEVOX） 【例】英語向き:ElevenLabs、PlayAI などは、自然な人間の声に近いナレーションを生成できます。感情表現や間の取り方も進化中。
3. キャラクター性の付加（声のパーソナライズ） 声に「年齢・性別・方言・テンション」などを加える技術が進行中。音声アクターのような役割をAIが果たします。
4. 歌詞と音楽の統合（SunoやUdio） 歌詞からAIがメロディをつけ、歌声まで自動生成するツールがすでに実用段階。
5. 動画化／3Dアバターの口パク連動 台本＋音声をもとに、バーチャルキャスターが自動で喋る映像も生成可能（例：Synthesia、HeyGen など）。
■ 番組制作について
たとえば：
• 「AIと共生し、三好市で暮らす中で、障がい者、高齢者、子育て、介護などから一つ選び、ハンディに関係なく活躍（仕事）ができる未来 5〜10分番組を作って」という指示で、台本を生成し人の手で修正。池田高校生徒の声も交え、苦手な部分は、AIよる自然な若者の声で読み上げる。さらに台本を訳し、外国語にして読み上げる。
• タイトル曲を生成AIで制作し、効果音など取り入れて番組を編集する。
• 使用するソフトは、 DaVinci Resolve（ダビンチリゾルブ）
• パソコン ミライケのMac予定 DaVinci Resolveの場合パソコンのスペック重要
• 使用する機材は、観光協会の保有するレコーダー、マイクなど。 H8,H3-VR,NTG2,ヘッドフォン
▼声なき声を、社会の力にからの展開▲
AIと共に築く、発話障がい者のための表現・発信・実践の場を追求する
1. 背景と課題 発話障がい、喉の病気、神経性の症状、あるいは高齢に伴う発声困難により、本来の「伝える力」を持ちながらも社会参加が制限されている人が多く存在。一方で、AIによる音声合成（TTS）技術が急速に進化し、本人の言葉をAI音声で届けることが可能に。しかし、それを「働く」「伝える」「社会とつながる」形で活かす場がまだ少ない。
2. AI音声と映像・放送の仕組みを活用し、発話障がいを持つ方が「声の仕事」に参画できる社会モデルを創出する。このハンディをAIで補う応用は多岐にわたるため、障がい者、高齢者、子育て、介護、福祉、防災など様々環境で単に仕事だけでなく「どう生きるか？」を創出できる。
3. 具体的な取り組み
1）AIナレーション＋制作支援による情報発信 ・原稿作成→AI音声変換→配信。YouTubeやポッドキャスト、ECサイトの商品紹介、観光案内などに応用。
2）EC業務（商品紹介・説明動画）
・地元商品、障がい者福祉作業所の製品などを「AIナレーション」で魅力的に紹介。
・クラウド型EC運営も支援（商品紹介文や音声ガイドを共同制作）。
3）防災教育・地域情報発信への活用
・避難情報、防災ラジオ、外国人向け多言語音声案内にAI音声を活用。
・誰でも「声で地域を守る一員」になれる仕組みを構築。
4）人材育成・表現教育
・音声合成や収録技術、台本作成、伝え方を学ぶ講座。
・声の出せない人も、“発信の編集者”として表現の主役に。
4. 連携・展開先候補
・地方自治体（情報発信や障がい福祉、地域振興担当課）。
・福祉施設（障がい者就労支援事業所など）。
・高校・大学（教育活動と連携）。
・地域ケーブルテレビなどのメディア、観光協会、EC事業者。
5. 想定される社会的効果
・発話障がい者にとっての「表現の自由」と「働く力の可視化」。
・AIの倫理的活用モデルとしての実績。
・地域の情報発信・観光・教育・福祉の融合による新しい共生社会の形。
6. 今後の展開可能性
・個人の「声のプロファイル」をAIで保存。
・将来的には自分自身の声に近い音で配信も可能。
・聴覚障がい者との連携（音声→字幕／字幕→音声）の相互支援体制。
・音と共に生きる地域モデル。
