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誰にでもできるフィールドレコーディング・・その楽しみ方。

日本に住んで四季の移り変わりはアイデンティティそのもの。その美しい光の造形を求めて数多くのカメラマンは心の奥底を求めて、プロ、アマを問わず旅をする。のどかな春の陽気に誘われて散歩する風景。あるいは、極寒の海に佇み冬鳥の飛び立つ瞬間。移動中に見知らぬ誰かと談笑して、もう一人の自分と出会うなど語り尽くせないものです。

さて、今回から私が薦めるフィールドレコーディングは、写真と同じような感動が待ち受けているのです。静かに目を閉じて、目に入いって来る惑わされた情報から解き放された時、普段気付かない大切な感情に気づくことがあります。それは、一般的な音楽の12音階の概念から開放された時に存在するように思えるのです。

広大な地球の中で何故か四国に生まれ、そこで仕事をして暮らしている。遠く旅をした時、「もし、ここで生まれたら誰と出会い、どんな人生が待っているのか」 そんな空想に耽って旅は始まるのです。



吉良川町は古来より木材や薪などの森林資源の集積地として京阪神に出荷し栄えていた。明治時代より近郊で産出するウバメガシから備長炭が生産されるようになり、大正時代になると製炭技術が発達し吉良川炭は日本を代表する良質な備長炭となる。京阪神を中心に海路で出荷され、帰りの船で日用品を持ち帰り、その交易で明治から昭和初期にかけて繁栄した。その経済力を背景に町並みが形成された。(Wikipedia)

平成24年1月3日に僕は、高知市から室戸岬方面へ向かった。国道55号線を走っていると古い町並みが見えて来る。小さな町なので通り過ぎるかも知れないが、ちょっと立ち寄ると意外と面白い。正直、古い建物と最近の建物が入交っているので景観を楽しむのは断片的となる。だからイマジネーションを働かせて大正時代はどうだったんだろう?と想像してみる。ロマンに身を寄せて素朴な音を探し歩いてみた。
 


 



裏道へと進んで行くと風情のある独特の垣根がる。自動車のノイズが極力入らない場所を探してバッグからレコーダーを取り出した。風がなかったのでRycote製のカゴだけで十分だった。音の定位を確かめた上で垣根の間にマイクをセットして、しばらく放置する。意外な音が自然に飛び込んで来るのを根気よく待つ。さて、セカンドのレコーダーはH4n。片手であまり目立たずに録音できることからインタビューや電車の中に持ち込める。周辺の人がマイクを意識してしまうと自然じゃなくなるからだ。2時間くらい歩いて、暖かいコーヒーでも飲みたくなった。しばらく歩くと”蔵空間茶屋”というカフェ&スペースがあったんだ。



暖簾を潜り抜けると素敵な庭があった。そこに素朴な音がそこにあったんだ。店主らしき人がいたので「四国の音を録り歩いてるんですけど・・・」とスマートフォンを取り出して、これまでの作品で説明すると快く飛び込み取材に応じてくれた。コーヒーを注文して席に座ろうと、さらに奥の部屋に行くと楽器と音響機材がある。「え?なんであるうですか?」と尋ねると、ご夫婦は音楽好きで下の写真のように時々演奏をしてるんだそうな。そして、一曲演じてくれた。

気立ての優しいスペース。その後、日本の伝統建築を改装した空間の音を録ったんだ。



日が暮れて、遠く太平洋の向こうを眺めてみる。四国の端っこまで来た甲斐があった。また、お会いできる日を楽しみにして帰路へと急いだ。もちろん夜の食事は海の幸だ。こんな楽しみ方がフィールドレコーディングにはあるんです。


 


 
 
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